「秘密のケンミンショー」にも取り上げられた
お隣の真庭市にある名物タレ


岡山県真庭市(まにわし)にある若田若田醤油店が自家製造しているタレです。新見市で有名な金山(かなやま)のタレとは違って味噌が強く、これで野菜炒めを作ると絶品です。
このお店が面白いのは自家製のタレがあまりにも美味しく、お客様の要望からタレの販売も行っているというところ。かれこれ30~40年前から販売しておられますが、今では地元スーパーやお土産物屋などにも卸されてます。新見市内では絶大な知名度を誇っていますが、大量生産できないため市外ではほとんど見かけません。
地元では「エ○ラ黄金のたれ」はもはや脇役で「焼肉のたれ=金山のたれ」という文化が出来上がっているのですが、長い歴史の中でこのタレは「焼肉のたれ」というより「万能調味料」というカテゴリーで認識されているようです。皆さん日常的に野菜炒めなどに使っておられるので、スーパーの特売日にはこのタレが目玉商品として山積みされていたりします。
蓋を開けるとニンニクの香りがふわ~っと食欲をそそり、味は少し辛口で深いコクがあり、お肉や食材の美味しさを引き立ててくれます。ただし、使うときには注意が必要です。中身のゴマや味噌成分、醤油成分などがすぐに分離してしまいますので、使う前にはよく振って下さい。これが毎回の儀式になると思います(^^)

こちらが金山(かなやま)焼肉店の本店。キャンプ場からだと車で40分ぐらい。
店内は全席個室になっておりとても綺麗です

駐車場の片隅にある何気ない倉庫。実はここで全てのタレが作られ、ペットボトルに一本ずつ手作業で封入されています

これは新見市内のスーパー特売日の様子なのですが、目玉商品としてこのぐらい山積みされるのも珍しくありません。もはや焼肉のタレを超越しています(^^;)

毎回使う前によく振って下さい。この事はラベルにも記載されていません。なぜ記載されていないのか考えたのですが、思うにこのタレは長年新見市内でのみ販売されており、新見市民であれば誰でも知っている事だから・・かもしれませんね。
お店の方いわく、分離しにくくなる添加物を試したこともあるそうですが、味が落ちてしまうためやめたそうです。
